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モズクのぬめりが抗がん剤の副作用抑制に効果 鳥取の会社が特許取得

2007.12.17 01:50

 鳥取県境港市の水産品加工会社「海産物のきむらや」が、海藻のモズクが持つぬめり成分から抽出した高分子の多糖類「フコイダン」が、抗がん剤の副作用抑制剤として特許登録された。地方の中小食品会社が薬剤の副作用抑制剤で特許を取得するのは過去に例がないという。

 同社は沖縄産を使った味付きモズクを主力商品として製造しているが、約14年前にモズクから分泌されるぬめり成分の抗菌作用に着目。島根大学との共同研究により、フコイダンが持つ抗がん剤の副作用抑制効果や胃がん細胞の増殖を抑える効果を試験管レベルの実験で確認し、平成14年に特許を出願した。

 同社によると、フコイダンは分子量が高い高分子ほど粘りが強く、健康作用が期待できる。同社では独自の超ろ過技術の開発により、高分子のフコイダン原液を抽出、精製する工場設備を昨年つくり、現在は健康食品として通信販売している。

 今後、医薬品としての製品化を目指し、鳥取大医学部と臨床実験の準備を進めており、木村隆之社長は「特許登録は医薬品開発の足がかりになる」と喜んでいる。

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