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因島の造船所で「フェリーくがに」進水式 広島
広島県尾道市因島三庄町の造船会社、石田造船建設で23日、新造旅客船「フェリーくがに」(全長約40メートル、136トン、旅客定員170人)の進水式が行われ、白い巨体が瀬戸内海へと滑り出た。8月から沖縄本島と離島の津堅(つけん)島を結ぶ約10キロの航路に就航する。
「くがに」は沖縄方言で黄金を意味し、国内では初めて、固定型水中翼を計6基装備。船尾を海面から約30センチ浮かせることで、振動のない快適な航行が可能になったほか、燃料節約にも役立つという。
この日の進水式で、支綱の切断が行われると、祝福の風船が空に舞うドックで関係者が見守るなか、新造船はゆっくりと海へと滑り込んでいった。
同社でのフェリー新造は3年ぶり。瀬戸内海地域では、原油価格の高騰に伴う航路廃止などで、旅客船の発注が減っているが、同社では技術力が評価されたとしている。