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福山の戦没者、安らかに 追悼式に600人 平和への誓い新た
戦場に散った人たちを弔う福山市戦没者追悼式が10日、広島県福山市内で営まれた。参列した約600人の遺族や関係者らは、戦争の犠牲になった家族たちの冥福(めいふく)を祈るとともに、平和への誓いを新たにしていた。
市や遺族会などでつくる実行委の主催。現在の福山市から、太平洋戦争を中心に日清、日露戦争などへ出征して亡くなった戦没者を弔うため毎年5月に開催している。市によると、一連の戦争での死者は約8000人に上るという。
この日の式典では黙祷(もくとう)に続き、羽田皓市長が「今日の平和と繁栄は、多くの犠牲の上に置かれていることを忘れてはならない」と式辞。福山市遺族会の高田光可会長(77)も「戦争の惨禍を繰り返さないよう、恒久平和を築くことが私たちの責務」と追悼の言葉を述べた。
その後、参列した遺族らは白い菊の花を献花台にささげ、静かに手を合わせていった。太平洋戦争で、当時20代だった兄を南方の戦いで失った同市内の主婦、山本愛子さん(77)は「今、私が幸せなのは兄のおかげ。『ありがとう』という思いで手を合わせました」と話した。