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【1都4県 週刊知事】静岡 石川嘉延知事 世界遺産へ長い道のり
「比較文化のようなことまで材料として整えなければならないという話。独り善がりではだめらしい」。国際記念物遺跡会議(イコモス)が、岩手県の「平泉の文化遺産」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に世界文化遺産への「登録延期」を勧告したとの報道に、石川嘉延知事は26日の定例会見でこう述べた。
山梨県とともに「富士山」を同じ世界文化遺産にしたいと頑張る静岡県にとって、身につまされる事態だ。山岳宗教遺産としての富士山が、海外に数ある同種の山に勝る「顕著な普遍的価値」を持つことを証明しなければならない。
「国内の歴史だけ調べて、信仰の対象としてあがめられてきた材料を整えれば済むと思っていた」という知事。いつものポーカーフェースだったが、困難さはよく知っているはず。まずは、富士山周辺の構成資産候補25件を国の文化財にする必要があるという。何とも気の遠くなるような作業なのだ。