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高さ29メートルの巨大「トッキッキ」 新潟市

2008.10.3 03:30

 新潟市の東北電力ビッグスワンスタジアム近くに登場した高さ約29メートル、直径約27メートルもある巨大「トッキッキ」(トキめき新潟国体のマスコットキャラクター)が話題だ。トッキッキは“とっぴー”と“きっぴー”のペア。真ん丸なぬいぐるみ姿が人気で、その愛らしさを北陸ガス(本社・新潟市)のガスタンクで表現したのが受けた。国体の実行委員会事務局も「ヒットでしょう」と話す自信作だ。(石田征広)

 巨大トッキッキは国体のオフィシャルサポーターでもある北陸ガスの「地元の国体を応援したい」という申し出がきっかけ。実は、東北電力ビッグスワンスタジアムが会場の一つとなった平成14年のサッカーW杯日韓大会でも、北陸ガスは同じガスタンクをサッカーボールに“変身”させて、話題を集めた実績がある。

 ただし、ガスタンクにすんなりトッキッキを描けたわけではない。新潟市の屋外広告物条例が広告物を設置してはならない禁止物件の一つにガスタンクを指定しており、さらに高さが28.75メートルもあるガスタンクは屋外広告物の高さ制限の15メートルも大きく上回っていたためだ。2つのハードルをクリアして巨大トッキッキを実現させるには1年かかった。

 景観意識の高まりに配慮して新潟市が委嘱していた専門家5人の景観アドバイザーに意見を聞いた。市は「国体は新潟市としても一生懸命に応援している」として、条例の中にある公共目的に限った条例の除外規定の適用をアドバイザーにはかった上で決定し、巨大トッキッキの実現に道を開いた。

 ところが、景観アドバイザーから新たな注文がついた。当初のデザイン案は2009や国体などありきたりの文字表現があり、「もう少しデザインはどうにかなりませんか」というわけだ。国体の実行委員会事務局と北陸ガスは知恵を絞り「ぬいぐるみの真ん丸いトッキッキのイメージをそっくり生かそう」ということで一致、シンプルなデザインに落ち着いた。

 サッカーW杯日韓大会でガスタンクをシンプルなサッカーボールに変身させて好評を博した経験が生かされた格好で「トッキッキそのまま」「くどくないデザインで分かりやすい」「見ていて飽きない」など、市民の間でも好評で、その巨大さで国体の開会式会場となる東北電力ビッグスワンスタジアムからも間近に見ることができる。

 ちなみに、トッキッキの顔は縦横約10メートルの大きさ。ペイントではなく、塩化ビニール系のステッカーを張り付けた。球面のため60〜70枚に分割されていて、張り付け作業は慎重に進められたという。「予想以上のでき映え」とは北陸ガス。国体が終了する来年10月14日までの予定。国体の実行委員会事務局は「大きなPR効果を期待しています」と話している。

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