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北京五輪、一足お先に“地元観戦” 日本各地で最終調整
一足早く、地元で“オリンピック観戦”−。8月8日に開幕する北京五輪。その直前合宿では、20カ国以上の選手団が来日するが、新潟県ではドイツ女子体操チームとアルゼンチンのサッカー女子チームが最終調整に臨む。本番さながらの真剣な練習風景は「将来の五輪を目指す子供たちの良い刺激になるはず」と地元自治体も歓迎ムードだ。(花房壮)
ドイツ女子体操チームが合宿先に選んだのは加茂市狭口の市体操トレーニングセンター。平成18年2月に約2億4000万円をかけて完成させた同施設について、市担当者は「国内最高レベルの設備で、今回はドイツを含め8カ国が合宿を希望してきたほどです」と胸を張る。人気の理由は何と言っても、北京五輪で採用されたオランダのヤンセン・フリットセン社製の体操器具が完備されているからだ。市担当者は「国内では東京のナショナルトレーニングセンターが今年2月にできるまでは、国内唯一の設備だった」と“五輪仕様”の練習環境を強調した。同市は児童や生徒の体操競技が県内で最も盛んな地区でもあり、市担当者は「合宿中は午前の練習を一般公開しているので、子どもたちが国際レベルの練習を見ることで、さらに上の実力を目指してほしい」と期待を寄せた。
アルゼンチンのサッカー女子チームが合宿地に選んだ新潟市。県の担当者は「日本サッカー協会によると、平成14年のワールドカップ(W杯)の開催やアルビレックス新潟レディースの存在などが決め手になったようだ」と声を弾ませた。
訪問期間は24〜28日までで、実際に練習するのは25〜27日の3日間。主に新潟市中央区一番堀通町の市陸上競技場などで最終調整に励む。日程の詳細は未定だが、「アルゼンチン側から非公開にするという話は来ていないので、地元のみなさんに見学してもらえるのでは」(県担当者)と、4年に1度の祭典を地元でもいち早く盛り上げたい意向だ。
14年のW杯の舞台となった東北電力ビッグスワンスタジアムは「合宿期間中、他の大会と重なるが、26日夜だけは確保している」(新潟市スポーツ振興課)ため、日程調整がうまくいけば、スタジアムでの練習風景が見学できるかもしれない。
アルゼンチン女子チームは国際サッカー連盟(FIFA)ランキング27位。南米予選ではブラジルを破って勢いに乗るチームだけに、新潟市の担当者は「本番で良い結果が残せるよう、最高の環境を整えて送り出したい」と意気込んでいる。