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善光寺御開帳、経済効果は前回下回る 長野
過去最高の参拝客を記録した善光寺(長野市)の御開帳だったが、経済効果は6年前の前回を約50億円も下回ったことが3日、財団法人長野経済研究所の調査で分かった。同研究所の発表によると、御開帳の経済効果は推計で985億円(前回1035億円)で、県内GDP(総生産)を0・57%引き上げただけにとどまり、昨年からの不況が参拝客の財布のひもを固くしたようだ。
御開帳は、4月5日から5月31日までの57日間に、前回を45万人上回る673万人の参拝客を記録した。調査は期間中、善光寺御開帳奉賛会などが中心となって参拝客に、交通手段▽滞在時間▽1人当たりの予算額−など14項目を尋ね、得られた1593人の回答をもとに同研究所が算出した。
内訳は、宿泊費245億9000万円▽土産代178億2000万円▽飲食費145億5000万円▽交通費105億6000万円−で、4項目すべてで前回を下回る結果となった。
同研究所では、参拝客は増えたものの経済効果が減少したことについて、「日帰りの参拝客が多かったことが主因」と分析。高速道路のETC搭載車を対象とした休日割引により、マイカー利用が交通手段全体で61・7%(前回比6・3ポイント増)と新幹線利用の8・3%(同比5ポイント減)を大きく上回った。
また、最近の経済状況を反映して節約志向もみられ、1人当たりの土産代が宿泊客では1642円だったのに対し、日帰り客では1075円。ともに前回より減少したという。一方、市内の宿泊は前回よりも増加し、市外や県外地域の宿泊は減少した。同研究所では、早朝に僧侶が行う法要行事「お朝事(あさじ)」が人気で近くに宿泊する必要があったとみている。
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