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30時間プロレスごっこ、30日ゴング 対戦しながら長野県縦断

2008.8.29 03:03

 お笑い系プロレス集団「信州プロレスリング」(SWF)が30日から31日にかけ、30時間に及ぶ「チャリティープロレスごっこ」に挑む。対戦相手は“長野県民”。SWF選手が夜を徹して県内を縦断し、各所でリングに上がる。下條村では、ご当地ヒーローとして名をはせる「カッセイカマン」と夢の対戦。須坂市動物園の人気カンガルー「ハッチ」の着ぐるみも参戦を表明しており、ツワモノの登場に備えて、「グレート☆無茶」代表(36)は最後の調整に余念がない。(比嘉一隆)

 「バカなように見えることでも一生懸命に挑戦する姿を見せて、県民を元気にしたい。栄養ドリンク飲んでがんばります」。長野市若里の貸倉庫にある「信州プロレスアリーナ」で無茶代表はこう述べ、静かに闘志を燃やしていた。

 試合は30日午後零時半、飯山市内の夏祭り会場からスタートする。長野、塩尻市へと南下し、31日は下條村、飯田、茅野、佐久、上田市に入る。スーパーやドラッグストア、観光施設などを会場にし、来店者らは選手として参戦が可能。選手の交代はタッチで行う。このため、知らぬ者同士が試合をつなぐ「友情のタッチのリレー」と位置付けた。

 ただし、リングでは厳格なルールを守らねばならない。

 「痛いことはしないこと。急所攻撃はもってのほかだ。子供が暴走しないよう親はきちんと監視してください。そうでないと怖くて、相手できません」。無茶代表はこう懇願する。対戦相手については、「老若男女、年齢は問わない。特に、プロレス初心者、強くない方は大歓迎だ。おばあちゃんとか」と語気を強めた。ガチンコ(真剣勝負)禁止▽凶器攻撃は痛くないもので5カウント以内▽テレビで放送できないことはしない▽見学者に迷惑をかけない▽勝負にこだわらない▽しらふで−などが参戦条件だ。リングは、SWF選手、見学者が4本の鉄柱に成り代わり立ち、ゴムひもをロープに設営する。

 一部会場には、テレビの仕事などを通じて知り合ったお笑い芸人のユリオカ超特Qさん、超有名ロックミュージシャンそっくりさんの矢沢ぴょん吉さん、諏訪市出身のタレント岩波理恵さんが“友情参戦”を予定する。

 31日の最後の試合会場はイトーヨーカドー上田店。この日は、同店主催で人気プロレスラーの蝶野正洋選手のトークショーが組まれており、無茶代表は「何か波乱の予感がする」と神経をとがらせていた。

 各会場では、スタッフたちが募金箱を持って回り、SWF旗揚げの地の上田市にある知的障害者施設「上田ひもろ木園」への寄付を呼びかける。募金箱は試合終了後、施設の代表者にその場で手渡す。同園は「喜んでお受けしたい」としている。

 無茶代表は「日程は、『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系列のチャリティー番組)と同じ日ですが、われわれへの募金は24時間テレビにはいかないので、間違えないようにしてください」と話していた。詳しいスケジュールは専用ブログ(http://swf24.naganoblog.jp/)。イベントの様子もブログで伝える予定という。

               ◇

【用語解説】信州プロレスリング(SWF)

 昨年5月に旗揚げ。「社会人のプロレスごっこ」が主な活動。地方公務員やシステムエンジニア、運送会社社員などさまざまな職種の20〜43歳のプロレス愛好家20人が所属し、「信州ポークオリャー」「番長清原」などのユニークなリングネームを持つ。無茶代表の赤いマスクは信州名産のリンゴがモチーフ。SWF事務局(電)026・224・1225。

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