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松商学園、35回目の優勝決める 高校野球長野大会

2008.7.21 02:33

 夏の高校野球長野大会は20日、松本市野球場で決勝が行われ、松商学園が佐久長聖を下して、今夏出場の94チームの頂点に立った。松商学園は2年連続、35回目の優勝。8月2日に甲子園球場で開幕する全国選手権への出場を決めた。

 序盤、佐久長聖の主戦、池田を攻めあぐねていた松商学園は、1点を先制された後の五回、4番吉沢が右前打を放ち、二走小原を返して、ようやく同点に追いついて試合を振り出しに戻した。

 その後も松商学園の主戦林と佐久長聖の池田による要所を締める投手戦が続いたが、松商学園は七回、先頭の1番小原が内野安打で出塁し、続く奥野の犠打などで三塁に進塁。二死一、三塁の場面で、5番大久保が右越えの二塁打を放ち、小原が勝ち越しのホームを踏んだ。さらに、8回には二死二塁から、小原の左前打で二走丸山が返り3点目を挙げた。

 一方、佐久長聖は、二回に左中間への二塁打を放った6番桃井が7番飯島の犠打で三塁に進むと敵失を突いて桃井が生還し、先制点。八回には、桃井の打球が内野に転がる間に三走田中が生還し、1点を追加して猛追。最終回も、1番春原が左越の二塁打を放って反撃に出たが、あと一歩及ばず。6年ぶり5回目の優勝は果たせなかった。

                  ◇

 「ザブーン」とぶちまけられたバケツの水は、黒髪と、白色の鉢巻きと、長袖のブレザーをびっしょりぬらし、夏の太陽で焼けた応援席のコンクリートに飛び散った。

 7回表、松商学園の攻撃が始まる直前、同校応援団伝統の“水かぶり”の儀式。応援団長の3年、大場将人君(18)は勢いよく水を頭からかぶり、接戦を戦うチームに気合いを入れた。団長だけが務めることができる水かぶり。実は「冷たい水がとても気持ちいい」という。1年の時から団長の大場君は、昨夏の全国出場を果たしたチームの応援でも水をかぶった。「やはり甲子園は格別。今年もぜひアルプススタンドで」と念じながらのザブーン。

 グラウンドで戦う選手たちにも願いが届いたのか、チームはこの回、勝ち越しに成功した。

 松商学園・奥野雄大主将 「最後まで気が抜けなかったが集中できた。ベンチ、スタンド一丸の勝利。甲子園では1日でも長く試合をしたい」

 松商学園・小尾淳美監督 「苦しいゲーム展開を選手はよくがんばった。ひ弱なチームだったが、頼もしいチームになった」

 ■松商学園高校 明治31年創立の伝統校で今年は110周年の節目にあたる。生徒数は1239人。野球部は大正2年に創部。夏の甲子園出場は今回で35回と全国最多を誇り、昭和3年の第14回大会で全国優勝した経験がある。部員数83人。

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