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河野義行さんが講演 長野
松本サリン事件被害者の河野義行さん(58)が事件から14年の歳月を振り返った自伝的エッセー「命あるかぎり 松本サリン事件を超えて」(第三文明社、1300円)の出版記念の講演会が12日、長野市の書店で開かれた。
著書には、河野さんが犯人扱いされた際に支えになった家族らとのきずな、報道への苦言、刑期を終えたオウム真理教の元男性信者との交友などを記述。麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚や実行犯に対しては、「恨むなどという無駄なエネルギーを使って、かぎりある人生を無意味にしたくない」と心境をつづった。講演で河野さんは、「人を恨み、憎むという人生が楽しいか。決して楽しくないと思う。先が分からない人生でそんな使い方をしていいのか。もったいないんじゃないか。それが本の一番のメッセージ」と話した。