ニュース:地方 RSS feed
甲信越で山岳遭難相次ぐ GW中、3県で33件6人死亡
6日午前7時半ごろ、長野県松本市の北アルプス・槍ケ岳で、山スキーをしていた兵庫県西宮市仁川町、地方公務員、上木功さん(50)が滑落したのを登山者が目撃し、槍ケ岳山荘に連絡した。通報を受けた県警がヘリコプターで救助したが約1時間半後、死亡が確認された。松本署の調べでは、上木さんは2日から6日までの4泊5日の日程で、1人で登山に来ていた。富山県立山町から入山し、長野県松本市の上高地に下山する予定だった。
長野県警のまとめによると、ゴールデンウイーク(GW)中の長野県内の登山者は昨年を500人上回る1万3000人。発生した山岳遭難は昨年同期より5件多い13件で、2人が死亡し9人が重軽傷を負った。発生場所は槍穂高連峰が6件で続いて後立山連峰の3件など。遭難の形態では転落・滑落が8件、転倒3件、病気1件、疲労1件だった。
山梨県内では6日午後2時ごろ、富士山8合目付近をスキーで滑降していた京都府亀岡市の会社役員、内藤政徳さん(35)が転倒、滑落して動けないと富士吉田署に同行者が携帯電話で救助を求めた。県防災ヘリを出動させたが、現場の天候が悪く、7日朝になって地元御坂山岳会員らが救助した。内藤さんは右大腿部を負傷した。
山梨県警によると、GW期間中の山梨県内の山岳遭難は13件となり、前年の2件を大幅に上回った。登山中に意識を失ったり、滑落するなどして、3人が死亡した。また、富士山はアイスバーン状態で上級者でも一度転倒すると滑落して危険なため、県警ではスキーを控えるよう呼び掛けている。
新潟県でも、GW期間中の登山者数は前年より約6900人増えて約4万6700人。山岳遭難も増え、新潟県警のまとめによると、前年を5件5人上回る7件7人に達した。内訳は登山で2件、山菜採りで5件。1人が死亡し、4人が負傷、2人が無事保護された。