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新種の恐竜? タイで化石発見 福井県立恐竜博物館
福井県立恐竜博物館(勝山市)は10日、タイのナコーン・ラチャシーマ州ムアング区スラナリ地区で行った白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層の共同発掘調査で、タイで新種とみられる肉食恐竜(獣脚類)の化石を発見したと発表した。頭の骨がタイでこれまで発掘された化石のいずれにも該当しないとしている。
昨年11、12月に「コック・クルアト層」と呼ばれる地層の約200平方メートルを現地の研究機関と共同で調査し、恐竜200点を含む約1400点の化石を発掘した。うち約280点を日本へ持ち帰りクリーニングを行った。
見つかった化石は、上あごの先端部分にあたる前上顎(がく)骨や歯などで、タイ国内の同年代の地層から出土している2足歩行する獣脚類のシャモサウルス、シャモティラヌスともあごや歯の形状が異なっていた。
このほか草食のイグアノドン類の化石も頭骨などが大量に見つかっており、種別の特定を進める。
発掘に当たった東洋一副館長は「クリーニング作業を進め、種類の特定に結びつけたい。現在のところ、どちらも新種の可能性がある」と話している。
同博物館では化石を19日から常設展で展示する。また今秋にタイでの発掘調査を再開する。