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「渡れそう 今なら行けるはもう危険」? 首相、補正成立後の解散に舵 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:民主・小沢一郎代表秘書逮捕
実は首相は最近まで補正予算のメニューを掲げ、4月末の電撃解散を考えていた節がある。西松建設の違法献金事件を受け、民主党の混乱は続いており「敵の虚を突く」ことができるからだ。北朝鮮の長距離弾道ミサイルやソマリア沖での海賊対策など安全保障問題で野党の足並みを乱すことも可能だ。
だが、「経済危機対策」と銘打った補正予算案を好感するように株価は連日上昇。連動するように内閣支持率も上昇傾向に転じた。今回の補正予算案はエコカーや太陽光発電などを普及させ、産業構造の転換を促す施策が多い。すでに産業界は成立を前提に動き出しており、「補正予算を絵に描いたモチにすれば猛反発を浴びかねない」との見方が広がりつつある。
首相の懐刀である菅(すが)義偉(よしひで)選対副委員長も発言を変えた。少し前まで「5月解散」をチラつかせていたが、11日には横浜市で「かつてない補正予算だ。早く成立させ、それ以降に選挙すればいい。やるべきことをしっかりやって審判を受けるべきだ」と断じた。
首相は13日午後、そんな菅氏を首相官邸に呼び、40分間も密談した。補正予算成立を前提とした解散シナリオを練り始めたとみるべきだろう。
ただ、解散を先送りすれば、民主党が体制を立て直し、支持率が再び下落に転じるリスクも増える。
菅氏が退出後、首相は河村建夫官房長官らを執務室に招き入れた。河村氏が「やっと内閣支持率が30%台(NHK調査)になりましたね」と水を向けると、首相は厳しい表情でたしなめた。
「こういう時にはしゃいじゃいけない。こういう時が一番大事なんだ…」
(石橋文登)
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