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【次期衆院選 早読みマニュアル】(4)引っ越しする国会議員って…(国替えの話) (1/3ページ)

2009.1.1 13:00
このニュースのトピックス自民党

 次期衆院選を展望するために、「早読みマニュアル」と題して、衆院選に関連した選挙データをお届けする。

 第4回目は、「国替え」という話。

 衆院選に限らず、選挙区の候補者がそれまでの選挙区、地盤を離れ、別の選挙区で出馬するのを「国替え」と呼ぶ。

 もともと選挙は「長年、関係を深めた有権者との距離感」を大切にするイベントで、国替えで、これまで培った人間関係を失うことのリスクは極めて高い。

 言葉としては、江戸時代に大名を別の領土に移す人事異動「転封」「国替」からの流用とみられる。

 他の選挙区から地縁も血縁もない候補者が立候補してくれば、地元出身、地元ゆかりの候補者に比べて「明らかに不利」ということになるはずだが、その「地縁も血縁もない」ことを超え、「国替え」という言葉に、新たな政治的な指向性、インパクト、目的を込めようとしている動きがある。

 代表的な例は、平成17年の第44回衆院選。自民党の小池百合子氏が、郵政民営化法案に反対した郵政造反組への「刺客第1号」として兵庫6区から東京10区に「国替え」し、自民党から公認されなかった郵政造反候補を破り、当選を果たした。

 この場合には、小池氏が東京10区でどれだけ知名度があるか、どれだけ会合に出席してきたか、どのような地域貢献をしたかという地縁テーマをはるかに上回って、「乗り込んできた小池氏」に「郵政民営化のための戦う小池氏」のイメージが重なり、支持が集まった。

 国替えを多用すると、地域からの利益誘導にとらわれず、政党本位、政策本位の政治が可能になるということが言われる。

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