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【政治部デスクの斜め書き】永田町に“学閥”はあるのか (1/4ページ)
先日、平日の午後に、久しぶりに、母校・慶応義塾大学の三田キャンパスを訪れる機会があった。慶応は今年創立150年を迎え、来年は、慶応を創立した福沢諭吉をテーマにした「未来をひらく福澤諭吉展」を開催する。そのことを取材するために訪れたのだが、話を聞く教授との約束の時間よりも、早くついたので、図書館の前の広場を歩いてみた。卒業して約20年がたつが、楽しそうに歓談する塾生らの姿は当時とあまり変わらない。「ここは平和だ…」と感慨にひたる間もなく、取材先の建物に向かった。
このようなこともあり、国会議員が活動する「永田町」と議員の出身校にかかわる「学閥」について少し考えてみたい。
政界の慶応出身者をみてみると、戦後の首相経験者の中には、故橋本龍太郎氏や小泉純一郎氏がいる。麻生太郎内閣には、9月の自民党総裁選に出馬した石破茂農水相らが、自民党では、保利耕輔政調会長や大島理森国対委員長、石原伸晃幹事長代理が中枢に陣取る。総務会長代理を務める船田元氏や麻生首相と距離を置く中川秀直元幹事長も慶応だ。
野党に目を向けると、民主党の小沢一郎代表を筆頭に、国会の指令塔、山岡賢次国対委員長、若手の安全保障の論客、長島昭久氏らがいる。さらに、国民新党の綿貫民輔代表も慶応だ。
無所属では、平沼赳夫元経済産業相がいる。
それぞれ個性派ぞろいで実力者も多いが、慶応出身ということで、まとまって政治行動をとるケースは少ないと思う。以前、同僚と石原氏にインタビューした際、自民党内の慶応出身者の活動について、「(ベテランの)綿貫さんや平沼さんらが(平成17年の郵政民営化法案への対応をめぐり自民党から)いなくなって困った」と話していたことが思いだす。慶応出身であっても、与野党に分かれてしまえば、接触にも一定の制約がかかるのだろう。