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【政治家の隠れ家はここだ】憶測を呼んだ小泉氏のひとこと (2/2ページ)

2008.4.19 17:11
このニュースのトピックス国会

 ところが、10日の「りゅう庵」での会合で、小泉氏は「『なんとか風』というのは、変革の風だ。おれは解散という言葉は使っていない。今国会での解散はあり得ない」と、自らの発言の意味を解説した。

 だが、振り返ってみると、7日のパーティーでの発言は、「なんとか風」と言った後に、「前回の選挙はそうそうあるものじゃない。ああいう圧勝は。今度はそうなるというのは難しいね。よほど気を引き締めないと」などと、平成17年の衆院選のような自民党大勝は次の衆院選では困難だから、しっかり選挙に備えよ、という趣旨の言葉を続けている。

 そうなると、前後の文脈からみて、やはり「なんとか風」は「解散風」のこととみるのは当然だ。では、なぜ、小泉氏は3日後に否定したのか。

 ある自民党議員は、「解散風をあおってみたものの、反応が鈍かったので軌道修正した」として、小泉氏の影響力低下を指摘する。また、別の議員は、「『解散風』とストレートに言わずに、『なんとか風』と言って、党内の反応をみた」と、小泉氏の観測気球だったと推測する。

 福田康夫首相が今、衆院解散を決断したら自民党は大変なことになる。多くの自民党議員は早期解散を望んでいない−。そういう議員心理を逆手にとって、福田首相を支えなければならないという党内の雰囲気を醸成するための発言、つまり、「小泉氏が福田首相に援護射撃した」との解説もある。

 だが、小泉氏が発言したからといって、必ず何らかの意味があるとはかぎらない。もしかしたら、パーティーに同席した衆院選候補者を激励しただけかもしれないし、「単なる気まぐれ」か「その場の思いつき」の発言かもしれない。

(政治部 五嶋清)

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