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日銀総裁人事 政府 白川氏昇格の方針 副総裁は渡辺氏 7日に提示
政府は4日、空席となっている日銀総裁について、総裁を代行している日銀出身の白川方明(まさあき)副総裁を昇格させる人事案を、7日に国会提示する方針を固めた。白川氏の後任には前財務省財務官の渡辺博史国際金融情報センター顧問を充てる方向。福田康夫首相は財務省出身者の総裁起用にこだわってきたが、11日に米ワシントンで開催される先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に新総裁を出席させるには、民主党が同意しやすいとされる「日銀出身者起用」もやむを得ない選択と判断したとみられる。
白川氏の総裁昇格案について首相は4日夕、首相官邸で記者団に、「議院運営委員会にかかるまで(内容は)一切言わないという原則なので、私から申し上げられない」と明言を避けた。
政府高官は同日、日銀総裁人事に関し「(政府案の打診を受けて)民主党の鳩山由紀夫幹事長から自民党の伊吹文明幹事長に返事があった」とし、衆参両院の議院運営委員長に日銀総裁人事案を7日に提示する意向を伝えたことを明らかにした。新総裁が正式に選任されるには衆参両院での所信聴取後、両院の同意を得る必要がある。
首相はこれまで、前日銀副総裁の武藤敏郎元財務事務次官や、国際協力銀行総裁の田波耕治元大蔵事務次官の総裁案を提示した。
しかし、財務省出身者の総裁は認められないと主張する民主党などの反対で、両氏ともに参院で同意されず、3月20日から総裁ポストが空席になっている。首相としては、「日銀のトップ人事をめぐる混乱はこれ以上許されず、少ないカードの中でベストかつ民主党が容認する人事案を熟慮した」(周辺)ようだ。
一方、民主党の鳩山幹事長は4日の会見で、個人的見解と断った上で「党として白川副総裁に同意しており、総裁に同意しないことは理屈として難しい。白川副総裁の能力は十分あり、(総裁の)職務をこなせる方だと思う」と述べた。渡辺前財務官の副総裁就任についても「私が伊吹自民党幹事長に言ったのは、財務省OBを総裁候補に提示すれば重いことになるということだ。副総裁に関しては申し上げていない」と、白川氏とセットで事実上容認する考えを示した。
G7を前に3度目の人事案を拒否すれば世論の批判を受け、得策ではないとの判断も働いたようだ。