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党首会談「かみ合わない」 小沢氏、倒閣への政局判断 (1/2ページ)
「自民党政府の言う通りにいかないと国民生活が混乱するという論理は、半世紀以上続いた長期権力のおごりと錯覚だ。私たちは国民生活のため頑張っていく」
民主党の小沢一郎代表は28日、水戸市内の労働福祉会館で、連合茨城の幹部との会合でこう強調した。「4月からの揮発油(ガソリン)税の暫定税率失効=ガソリン値下げ」がこの日、確実となったのを受けた“勝利宣言”だった。
小沢氏はこの後の記者会見で、福田康夫首相の「新提案」をめぐる党首会談を問われ、「何回会ってもいいが、暫定税率維持が首相の主張だ。かみ合わないでしょ」とにべもなかった。
小沢氏には党首会談をする気は毛頭ない。何がなんでもガソリンを値下げさせ、福田内閣を窮地に追い込んで打倒する−との政局的な判断があるからだ。昨年11月の党首会談による大連立騒動の失敗の二の舞をする余裕は小沢氏にはないのだ。
このため、会見ではわざわざ、「1世帯あたり(年換算で)平均6万円余の減税効果だ。暫定税率延長の必要はない。その分を国民に還元した方がいい」と首相との溝を強調した。
これに先立ち、小沢氏は水戸市内の農業法人を視察した。人事院総裁人事を採決した同日昼の衆院本会議に出席後、衆院選対策のため現地入りしたのだ。
「首相も会えない方なのに、来ていただいて光栄です。こんなゆったりした時間を過ごしていていいんですか」
道路問題の緊迫を知る農業法人の責任者が、ビニールハウスを案内しながら問いかけると、「あはは」と笑った小沢氏は軽口をたたいた。
「永田町は空気悪いからねえ。ほんとに」
小沢氏の機嫌の良さはどこから来るのか。与野党が同日、歳入関連法案の租税特別措置から道路特定財源の暫定税率を除いたブリッジ(つなぎ)法案の年度内成立で合意したからだ。この法案成立による「道連れ増税」回避の分離処理は、もともと民主党が対案で求めていたものでもある。