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通らぬ民主の常識 小沢民主 日銀総裁「白紙」…批判で収拾動きも (1/2ページ)
このニュースのトピックス:小沢一郎
民主党は12日、日銀総裁への武藤敏郎副総裁の昇格案を不同意としたが、「経済に悪影響が出る」との世論の高まりに戦術の練り直しを迫られている。衆院解散・総選挙で政権交代を目指す小沢一郎代表にとって、総裁空席を招き世論の非難が強まれば、政権奪取も遠のきかねないからだ。しかし、今さら武藤氏を容認するわけにはいかず、同党幹部らは武藤氏に代わる新たな候補を政府に提示させようと、福田康夫首相と小沢氏の党首会談や政党間協議の可能性に言及し始めたが、膠着(こうちやく)状態が続きそうだ。(民主党取材班)
■流動化
「早期解散もあり得る。福田内閣には政権担当能力がない。ひょっとしてひょっとするぞ。何が起こるか分からない。わが党に必ず追い風になる。風を受けられるよう準備しておいてくれ」
小沢氏は12日夜、虎ノ門の中華料理店で開いた同氏を支持する議員グループ「一新会」の会合でこう述べ、政局が流動化してきたとの考えを示した。日銀人事の駆け引きが続く中、これから今月末にかけて「道路財源問題での激しい攻防が控えているのを意識」(出席者)したものだ。
小沢氏は同日午後、党幹部と会談し、与党が政党間協議を求めているとの報告を受けた。会談後、この幹部は「与党が申し入れるにしても、あすの衆院本会議の前は無駄だ」と述べた。小沢氏が必ずしも話し合いを拒んでいないことをうかがわせる発言だった。