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安倍氏が町村派復帰 派内の接着剤に期待感 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:安倍前首相
昨年9月に首相辞任後も派閥入りを拒んでいた安倍晋三前首相が6日、古巣の町村派(清和政策研究会)に「相談役」として復帰した。安倍氏は5日に環境問題勉強会「クールアース50懇話会」を立ち上げたばかり。病から回復し、政治活動を再開させた安倍氏は、混迷する政局を見据えて、どのようなグランドデザインを描き、派閥復帰を決めたのか−。(石橋文登)
「首相として1年間、美しい国づくりに全力を傾注してきたが、残念ながら力が及ばなかった。私の辞任に伴い、みなさんに風当たりも強かったのではないか。心からおわびを申し上げたい」
6日昼、1年半ぶりに町村派総会に顔を出した安倍氏は、まず深くわびた上で「体調もすっかり回復した。初心に戻り一議員として日本の未来のために頑張っていきたい」と抱負を語った。
安倍氏が復帰を決めたのは、同派最高顧問の森喜朗元首相の強い要請を受けたからだ。
「最近少々派内がギスギスしてきてね。早く戻ってきてくれないか…」
2月12日午後、都内の町村派事務所で、森氏は安倍氏にこう懇願した。同席した同派代表世話人の中川秀直幹事長も復帰を強く促した。
もうしばらく無派閥を続けたいと考えていた安倍氏は即答は避けたが、1月8日夜に森、中川両氏と会食した際も強い復帰要請を受けており、「これ以上拒むわけにはいかない」と復帰を決めたという。
森氏が安倍氏の早期復帰を強く望んだのは、派内で中川氏と町村信孝官房長官の溝が深まっていることが大きい。両氏と関係が良好な安倍氏は「接着剤」の役割を果たすことができる上、若手・中堅への目配せも利くようになるからだ。