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【政治家の隠れ家はここだ】元首相が「辞める必要はない」と前首相を激励した店 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:政治家の隠れ家はここだ
■レ セゾン(東京都千代田区内幸町)
「帝国ホテル東京」本館中2階にあるフランス料理店。同ホテルのメーンダイニングである。
平成19年3月7日、安倍晋三首相はこの店で、前任者である小泉純一郎前首相、中川秀直幹事長と会食した。
このころ、安倍内閣は、辞任に追い込まれた佐田玄一郎前行政改革担当相をはじめとする複数の閣僚の事務所費問題や柳沢伯夫厚生労働相の「産む機械」発言で揺れていた。この会食の2日前の3月5日の参院予算委員会では、松岡利勝農水相の「ナントカ還元水」発言も飛び出して、安倍首相は追い詰められつつあった。このままいけば7月の参院選での自民党敗北、そして安倍首相退陣−は確実という観測が自民党内で広がり始めていた。
そうした党内の雰囲気を払拭(ふっしょく)するように、会食の席上、小泉氏は、「万が一負けても、参院選は政権選択の選挙ではない。辞める必要はない。首相は堂々と胸を張ってぶち当たっていけばいい」と話し、安倍首相を励ました。
一方、当時は安倍首相と中川幹事長との間に「すきま風」が吹き始めたとも言われていた。しかし、これについても小泉氏は、「オレが首相の時は暴風雨だった。官邸と党が一体となり、どんどん台風を吹き荒れさせたらいい」と話して、首相を元気づけた。
しかし、会食の2日後の3月9日、和やかだった会食の雰囲気とは裏腹に、安倍、小泉、中川3氏の間の人間関係を微妙に変化させる出来事が起きた。この日、自民党党紀委員会が郵政民営化に反対して離党していた衛藤晟一氏の復党を認めたのだ。