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第一の関門突破…だが、剣が峰の福田首相 (1/2ページ)
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福田康夫首相は29日、平成20年予算案の衆院通過と年度内成立のメドがついたことで、内閣としてひとつの大きなハードルをクリアした。首相は首相官邸主導の政権運営の演出に腐心してきたが、参院を野党に握られる「ねじれ国会」の運営と、政権の危機管理能力が問われる問題の対応に右往左往し、内閣支持率も危険水域とされる30%を割り込むなど低空飛行を余儀なくされている。首相には政権浮揚につねげるだけの力や材料は見当たらず、剣が峰の政権運営は続くとみられる。(今堀守通)
いらだつ首相
首相は2月24日、ソウルでの同行記者団との懇談で、ねじれ国会で募らせるいらだちをあらわにした。
「外国から見て、日本と何かやろうとしても『日本の国会はなかなか決まらない』ということで、日本を信頼してくれるかどうか。国益にかかわることだ」
その打開策として昨年11月に浮上、頓挫した民主党との大連立構想は影を潜めている。そればかりか、年明けからは自民党内では経済財政政策をめぐり中川秀直元幹事長らの経済成長路線派と与謝野馨前官房長官らの財政再建重視派の確執が激しくなるばかり。党内での首相の求心力低下が頭をもたげ、政府・与党内でささやかれている「4月改造」を断行できるかどうかも微妙な状況になりつつある。
一方で首相は、社会保障や消費者行政一元化などに関し、有識者による懇談会を立て続けに設置し、「脱官僚」と官邸主導の演出に躍起となっている。7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)の成功に向け、地球温暖化対策への取り組みも本格化させた。