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党首討論 首相、低姿勢に徹する 小沢氏は生活前面に (1/3ページ)

2008.1.10 01:28
このニュースのトピックス次期衆院選

 福田康夫首相と民主党の小沢一郎代表による初の党首討論が9日、国会で開かれた。論戦は衆院選をにらみ、宙に浮いた年金問題への取り組みと自衛隊の海外派遣の2テーマにしぼられたが、白熱したやりとりには至らなかった。首相、小沢氏とも自民、民主両党の大連立を協議した昨年の党首会談の話題には一切触れなかった。

 小沢氏は年金記録紛失問題について「(保険料納付者による記録漏れの)申し出を原則認めるしか解決方法はない」と指摘し、早期に全加入者への確認通知書を送付するよう求めた。福田首相は「確認作業があり手間もかかる」と述べ、全加入者への通知は3月末に終了見込みの名寄せ作業を経て4月以降に行う考えを示した。

 自衛隊によるインド洋での補給活動について小沢氏は、「米軍を中心とした作戦の兵站(へいたん)の一部を担っている」と批判。首相は「武力行使にあたらない国際平和協力活動だ」と反論した。

 党首討論で首相は、小沢氏の発言に「同感だ」を連発するなど、就任時から強調してきた「低姿勢」の演出に徹した。しかし、政府にとって大きな“スネの傷”である年金問題では守勢に立たされ続け、コップの水を口に運ぶ光景が何度もみられるなど表舞台での「初対決」に緊張した様子もうかがわせた。

 後半のテーマだった自衛隊の海外派遣をめぐって、首相は小沢氏に新テロ対策特別措置法案への採決を促しただけでなく、民主党の対案を「(自衛隊の海外活動に)大変意欲的とみた」と評価したり、恒久法が次の課題になることを念頭に「これから国会で大いに議論させていただきたい」と述べたりと余裕もみせた。

 ただ、新テロ法案は「憲法9条に抵触しない」と言いたいのを「憲法の問題を持ち出すまでの話ではない」と誤解を与えかねない軽口をたたく“癖”が頭をもたげる場面もあった。

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