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「劇場型閣僚」の真価はこれから 『舛添要一』研究 (2/4ページ)
このニュースのトピックス:薬害肝炎問題
ただ、こうした言動がトーンダウンすることも多い。
「牢屋に入ってもらう」と明言した自治体職員による年金横領・着服の刑事告発では、後に「時効の壁で無理。私は憤慨しているが、法を犯してまではできない」。
「平成22年1月に年金機構ができるときには、データの完璧(かんぺき)を期したい」とした年金記録紛失問題。国会で民主党・長妻昭衆院議員に「公約として明言していただきたい」と迫られると、「そういう決意で取り組むということだ」と尻すぼみとなった。
先の薬害肝炎問題の原告団との「涙の面会」のあとも、報道陣が加わらなかった意見交換の場で舛添氏から謝罪の言葉はなく、原告団からは不満の声も漏れた。
歯にきぬ着せぬ発言が思わぬ軋轢(あつれき)も生むこともある。年金横領・着服問題をめぐり、「銀行は信用できるが、社保庁は信用できない。市町村はもっと信用できない」と発言したことに各地の市長らが反発し、抗議文を提出する騒ぎとなった。
ところが、舛添氏は、さらに「小人のざれ言」「バカ市長」と切って捨てたため、国会で批判され、結局は陳謝した。
政局をめぐる“脱線発言”もある。故橋本龍太郎元首相をしのぶ会で「早ければ年内にも解散・総選挙があるのでは」と言及。町村信孝官房長官から「首相以外が解散に触れるのは不適切」と注意を受けた。
与党内の評価は「無責任に発言しすぎだが、舛添氏の活躍で内閣支持率がもっている面もある」(自民党中堅)と複雑だ。安倍晋三前首相の退陣表明直後、若手国会議員ら二十数人と政策研究会「安心と希望」を発足させたことで「事実上の舛添派では」と警戒する声もある。政治家としてステップアップできるかは、高まる一方の国民の期待に応えられるかにかかる。(桑原雄尚)
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