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【主張】代表質問 責任ある建設的な論戦を

2007.10.4 04:17
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 福田康夫首相の所信表明演説に対する各党代表質問が行われ、9月10日に召集された臨時国会は、ようやく論戦が始まった。

 民主党は参院第一党の地位を占めながら、自民党総裁選による国会の中断で出番がなかなか回ってこなかった分だけ、肩に力が入る。初舞台となる福田首相の答弁には、型通りの内容が多く、守りの姿勢が目立った。

 インド洋での海上自衛隊による補給活動延長などの重要課題に直面していることを忘れてはならない。国会運営に大きな責任を負った民主党は、建設的な議論に努める態度が必要だ。首相は補給活動の意義をもっと率直に語ってほしい。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は、補給活動の延長に反対する一方、テロ根絶に向けて「日米関係を重視しながら、国際社会と連帯し、協力して取り組む」ことの重要性も指摘した。

 鳩山氏は、米国や国際社会のなかで補給活動への高い評価や継続への期待があることについて、どう説明するのだろうか。テロとの戦いからの離脱は国際的信用を失う。戦争ではテロはなくならず、民生の安定が重要だと理念を主張するだけでは、代替案を示したことにならないだろう。

 党首会談など政党間協議は密室談合につながるからと、政府・与党を突き放すことはたやすい。民主党がもし政権党なら、具体的にどう対応するのか、提案型の論戦を期待したい。

 民主党が補給活動内容の情報開示を求め、政府側も積極的な対応を始めた点は、国民の理解を深める観点から評価できるが、審議引き延ばしの材料などにはすべきでない。

 年金記録問題への対応や補助金、天下りなどをめぐり、民主党の長妻昭議員は多数の質問を盛り込んだ。

 来年3月までに、年金記録の名寄せ作業を完了させる目標を、首相の答弁で再確認したことは成果だ。

 しかし、あまりにも質問事項が多く、首相が答弁書をひたすら読み続ける展開となった。テレビの前の国民には、何の話だか理解できない。

 首相を質問攻めにして、主導権を握った構図を強調したいのだろうが、議論の中身で勝負すべきだ。首相にも原稿を離れた答弁が求められる。

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