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波紋呼ぶ「北方3・5島」返還発言報道 谷内政府代表 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:外交
前外務事務次官の谷内正太郎政府代表が17日付の毎日新聞朝刊で、北方領土問題に関し「個人的には3・5島返還でもいいのではないかと考えている」と語ったと報じられた。事実であれば、谷内氏の発言は、四島の帰属を確定し平和条約を締結するとの方針で一貫している日本政府の立場と相容れないものであり、波紋を広げそうだ。
麻生太郎首相は17日夜、首相官邸で記者団に「発言内容は承知していない」とした上で「北方四島は基本方針として、帰属が明確になりさえすれば後は柔軟に考える。ずっとそれしか言っていない」と述べた。
中曽根弘文外相は17日の記者会見で「四島の帰属を確定し、平和条約を締結するとの政府方針は一貫しており、首相もロシア側にそう述べている」と強調。谷内氏の発言については「詳細を承知しないと何とも言えない。発言を取り寄せたい」と述べた。外務省ロシア課は、「谷内氏に電話で問い合わせたところ、『個人的には3・5島返還でもいいのではないか、とは発言していない』と言っていた」としている。
毎日新聞のインタビュー記事によると、谷内氏は北方領土問題の打開策を聞かれ、「私は3・5島でもいいのではないかと考えている。北方4島を両国のつまずきの石にしないという意思が大事だ。2島では全体の7%にすぎない。択捉島の面積がすごく大きく、面積を折半すると(3・5島で)実質は4島返還になる」と語った。
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