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海と空に広がる混乱 北ミサイル発射準備 (1/2ページ)
北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型発射準備を受け、着弾が予想される海域の漁業、船舶関係者らが不安を募らせている。国土交通省航空局は13日、危険区域とされる秋田県沖の日本海と千葉県沖の太平洋上を飛ぶ航空機に対し、注意を呼びかけるノータム(航空情報)を発出。船舶に対しては、すでに海上保安庁が「航行警報」を発令しており、航路変更を余儀なくされる船会社や航行会社も出るなど各方面に混乱が生じている。
●対策困難
「ミサイルがいつ、どこに落ちるのか正確に分からない。情報がなければ対策を取りようもない…」
そう困惑しているのは秋田県漁協の斎藤豊専務理事。国は国際海事機関(IMO)の通報に基づき、北朝鮮が発射を通告している4月4〜8日(時間帯は日本時間午前11時〜午後4時)に秋田沖130キロ周辺を航行する船舶に注意を呼びかけているが、漁協は漁船操業者に「注意」を伝達するだけで、他に対策を講じられないのが実情だ。
秋田県は13日、危機管理連絡部を設置。県庁各部や教育庁、県警担当者で構成され、国とも連携しながら情報収集し、対応を協議するが、不安を払拭(ふっしょく)できるかどうかは不透明だ。
周辺海域はイカやメバル、カレイなどさまざまな魚介類が豊富な漁場。4月上旬は漁のシーズンではないため漁船は操業していないと推測されるが、近海の沿岸付近ではタラ漁がシーズン。隣県の青森県漁連の担当者は「漁船に『漁を取りやめてくれ』というべきか、これから検討する」と話した。
影響は太平洋沖にも及ぶ。やはり航行に注意が求められている千葉・銚子沖2150キロ周辺はマグロの漁場で、マグロ漁船20数隻が漁をしているという。宮城県の気仙沼漁協は「該当の海域からどのぐらい離れて漁をしたらいいか分からないし、どれだけ影響が出るか…」。


