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【論説委員・河合雅司の政策読み解き】(2)「社会保障費の抑制方針転換のまやかし」 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:道路特定財源
平成21年度予算編成は大詰めを迎えているが、焦点の社会保障費については、抑制額を当初計画の2200億円から200億円への圧縮で決着することになった。
年金特別会計に設けられている「特別保健福祉事業資金」から1400億円、道路特定財源を一般財源化して創設する1兆円の「地域活力基盤創造交付金」から600億円−の計2000億円を新たに財源として確保することにしたためだ。
残る200億円が社会保障費抑制対象となるが、これについては、新薬に比べて価格が安い後発医薬品(ジェネリック医薬品)の利用を拡大し、医療費を抑えることで捻出(ねんしゅつ)する。これにより、概算要求基準(シーリング)は達成する形となる。
今回の決着について、社会保障費抑制路線からの転換を強く求めてきた与党議員らは、「社会保障費抑制路線からの転換だ」と強調する。だが、こうした発言をうのみにするわけにはいかない。なぜならば、抑制額を圧縮するために使われる財源に問題があるからだ。
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