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【政論探求】政局の実態は「麻生ペース」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:自民党
政局の見方はほとほと難しい。「麻生vs小沢」の攻防戦は、いま、どちらに有利に展開しているのか。久々の党首会談では民主党の小沢一郎代表に軍配が上がったようだが、今後の政局を俯瞰(ふかん)すると、苦しくなるのは小沢氏のほうではないかと見る。
昨年の「大連立騒ぎ」以後、1年たっても「早期解散」に追い込めないのだ。臨時国会の対応は早期解散を引き出すための柔軟戦略から、再び強硬路線に転換せざるを得なかった。民主党内に「小沢神話」への失望感がじわっと広がりつつある。
解散を先送りして民主党を「兵糧攻め」にするのが、麻生首相の戦略だ。いったんは早期解散必至と見て、選挙準備に入った民主党の現場から、こうした生殺し状態がいつまでも続けば資金が底をつくと悲鳴が上がり始めた。
民主党は小泉政権下の「郵政総選挙」で惨敗しているため、ただでさえ公費の政党助成金が少ない。カネの面では、自民党のほうが優位にある。
政局が緊迫すると謀略がつきものだが、やはり出た。自民党の全国調査結果をまとめたもので、自民惨敗を示す数字が示されている。これがまことしやかに流れて、「民主圧勝説」が出回った。
実は、この調査結果は完全な偽物だった。自民党の調査では小数点以下2けたまでを出すデータはないのだが、信憑(しんぴよう)度を増そうとしてか、この調査ペーパーはそこまで念入りにしつらえられていた。
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