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【経済深層】「税金無駄遣いの象徴」をめぐる熾烈な攻防 厚労省、猛烈な巻き返し (1/4ページ)
このニュースのトピックス:独立行政法人・公務員削減
職業体験施設「私のしごと館」を運営する独立行政法人「雇用・能力開発機構」をめぐり、廃止を決めた政府の有識者会議に対し、存続を主張する所管官庁の厚生労働省が猛烈に巻き返している。厚労省は独自案を打ち出し、舛添要一厚労相も公然と有識者会議に反旗を翻す。厚労族議員や地方自治体も巻き込み、存続を画策しており、“税金の無駄遣いの象徴”としてやり玉に上がった同機構の廃止問題は混迷の度を強めている。
「福田康夫前首相は、みのもんたさんのファンで『朝ズバッ』を毎日見ている。みのさんが夏休みだった日にたまたま見た『スーパーモーニング』で『私のしごと館』が政府の無駄遣いの象徴として特集されていた。これはヒドイと福田前首相が憤って、指示を出した。首相官邸の人間から聞いたから間違いない」
厚労省の事情通は、同機構の廃止が打ち出された経緯をこう解説する。
私のしごと館は、若者を対象に職業体験や就職情報、相談を提供するため、581億円を投じて京都府の関西文化学研研究都市に建設され、2003年にオープンした施設だ。不便な立地もあり、利用者は増えず、毎年、多額の赤字を垂れ流している。建設費や運営費の財源は、われわれ労働者と企業が負担している保険料に加え、国が税金も拠出している雇用保険だ。
無駄遣い批判を受け、福田前首相は、政権を途中で投げ出す前の今年8月中旬に、当時の茂木敏充前行政改革担当相に対して、同機構の見直し論議を加速するよう指示した。
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