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「麻生外交」発信に腐心 「各論」は踏み込み不足 首相国連演説 (1/2ページ)
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麻生太郎首相が就任早々国連総会で行った一般討論演説は、「長年培ってきた外交の理念、哲学を国際社会に発信することに力点が置かれた」(外務省筋)。ゆえに「各論」では、随所で踏み込み不足がみられた。派手なデビューとは裏腹に、「麻生外交」のアピール度はいまひとつだった感は否めない。
演説で首相は、アフガニスタンでの「テロとの戦い」への日本の貢献を堅持する姿勢を示したが、眼下の日本外交の課題であるインド洋での海上自衛隊の補給支援について「継続する」という言葉で明確に約束することはなかった。国会審議の前に、反対を決め込む民主党への配慮が働いたのだろうか。
国連安全保障理事会が22日、日本の補給支援を受けている多国籍海軍への謝意を決議した矢先のことだ。首相同行筋は「補給活動の継続を『責務』とする首相の思いは伝わっただろう」と胸を張るが、民主党を押さえ込んで断固継続するという決意は見えてこない。
首相は「日米同盟が(日本外交の)不変の基軸」と強調したが、困っている米国に二つ返事で助け舟を出せなくては「同盟関係」は成立しない。政府はイラクに派遣中の航空自衛隊の年内撤退を決めたばかりか、米国からのアフガン本土への自衛隊派遣要請に尻込みしている。悲しいかな「補給」は現在のところテロとの対決への日本の貢献の最後のカードなのだ。
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