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【一筆多論】乾正人 やはり憲法改正しかない (1/3ページ)
このニュースのトピックス:福田前首相
日本の総理大臣ほど割のあわぬ商売はない。
9月1日夜。福田康夫首相の「私は自分自身を客観的に見ることができる。あなた(質問した記者)とは違う」という後世に残るであろう捨てゼリフを聞きながら、福田氏同様、短命に終わった某首相に仕えた元秘書官の述懐を思い出した。
日本の首相は多忙だ。週2回の閣議をはじめとする日常業務だけでなく、各国首脳との会談はしょっちゅうある。国会開会中は、代表質問や党首討論だけでなく、予算委員会をはじめ重要法案を審議する委員会に終日引っ張り出されることが多い。
答弁だけでも大変なのに、衆参ねじれ状態で野党対策により神経を使わなければならない。かつての自民、社会両党主導の55年体制では、与野党が国会で激突しても夜は赤坂の料亭で仲良く杯を酌み交わし、対決法案の落としどころを決めたものだ。しかし、政治資金規正法が強化されて、与党の軍資金が乏しくなり、前近代的な手法がすたれたのは良かったが、カネの切れ目は縁の切れ目。いったん対立すれば、なかなか審議正常化の糸口がつかめなくなった。
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