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【主張】竹島問題 韓国に成熟した対応望む

2008.8.1 02:40
このニュースのトピックス「竹島」問題

 韓国が竹島問題でまた大騒ぎしている。文部科学省が中学社会科の新学習指導要領解説書で、日本が抱える領土問題のひとつとして、竹島(韓国名・独島)はもともと日本の領土だが韓国と領有権をめぐって対立している、といった内容を記述したことがケシカランというのだ。

 韓国では国を挙げて日本非難が巻き起こり、日本大使館には抗議デモが続いている。またかという感じだが、韓国側の一方的な“興奮”の背景には、この問題での自己矛盾的な思い込みがある。

 竹島をめぐっては、両国間で50年以上にわたって意見の対立が続いている。だが韓国はこの事実を無視して「領有権紛争はない」といい続け、国民にもそう教え込んできた。

 このため、日本側が「日本の領土」とする昔からの公式的立場を表明するとたちまち「妄言」「蛮行」などといって感情的に非難の大合唱となる。

 領土問題をめぐる当事国が、自国の公式的立場を自国の学校教育で教えるのは当然だろう。韓国もそうやってきたし、これは国際的常識である。韓国としては気に食わないだろうが、対立してきたのだから日本がそう主張するのは当たり前のことなのだ。

 だから日本も韓国の一方的な竹島支配は気に食わないし、そのつど外交的に抗議や不満を表明してきたが、国を挙げて興奮し、外交関係ストップなどということはなかった。成熟した国なら当然、そういうことはしない。

 今回、米政府の地名委員会の資料が、竹島の名称を「リアンクール岩礁」と表記していることが判明した。これまた韓国で大騒ぎになっているようだ。第三者の米国は、日韓が領有権で対立しているという“客観的事実”を背景に、中立的な名称を使っている。米国はサンフランシスコ講和条約起草の段階でも、竹島は日本の管轄下にあると認めていた。

 ただ、米政府は「領有権未指定」とした部分を、韓国政府の抗議で韓国支配の実情に合わせる表記に戻したという。これは韓国の領有権を支持するかのような誤解を韓国および国際社会に与えるものである。

 韓国が強引に竹島を実力支配していることに対しては日本は「普通の国家」として当然、今後とも抗議し、領有権を主張し続けなければならない。

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