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【6カ国協議】日本に「手詰まり感」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:北朝鮮拉致事件
北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の首席代表会合が2日目の協議に入った11日、日本と北朝鮮の2国間協議が実現したが、それは短時間で終わった。日本政府は6カ国協議の枠組みの中で拉致問題の進展を図る戦略だが、核が前進をみせつつある一方で、拉致には進展がなく「手詰まり感」だけが広がっている。
11日午後2時。北京の釣魚台迎賓館で行われた首席会合。その合間を縫って昼食を終えた斎木昭隆アジア大洋州局長は会場入り口付近で、北朝鮮の金桂寛外務次官と鉢合わせした。どちらともなく会場脇のソファに腰掛けると、「会談」はスタートした。
「日朝関係と北朝鮮の非核化は車の両輪のように共に前進させる必要がある。拉致問題の再調査などの約束を行動に移すべきだ」
斎木氏は強く要請したが、金氏は明確な回答を避けた。会談は15分で終わった。
6カ国協議の枠の中で核とともに拉致を前進させる戦略は「北朝鮮は日本の技術と経済支援に期待しているはずだ」(交渉筋)との読みが裏打ちしている。大規模支援を求めるなら、北朝鮮は拉致問題解決による日朝関係改善に踏み出さざるを得ず、それまで日本は米国や韓中露とともに圧力をかける戦略だ。
この日の首席会合で、斎木氏は「拉致問題を含む日朝関係に進展がない中、エネルギー支援に参加する状況ではない」との姿勢を強調した。協議筋によると、この際、米国は「拉致問題は大きな問題。北朝鮮が一層迅速に対応することを求める」と援護射撃。中国も「日本が支援参加できるよう北朝鮮が日本の懸念に真剣に対応することを望む」と指摘したという。