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日中首脳会談で首相「拉致問題の解決なければ日朝国交正常化なし」

2008.7.9 20:42
このニュースのトピックス福田内閣

 福田康夫首相は9日夕、北海道洞爺湖サミットが開かれたホテルで、中国の胡錦濤国家主席と会談した。首相は10日から6カ国協議首席代表会合が開催されることに関連し、「北朝鮮の完全な核放棄の実現につなげていきたい」とした上で「北朝鮮の核放棄に成功した場合でも、拉致問題が解決しなければ国交正常化はない」と指摘した。首相が、拉致問題の解決なしに国交正常化はないと明確に述べたのは異例だ。

 また、6月の日朝公式協議で、北朝鮮が拉致問題の再調査を約束したものの、その後は動きがみられないことに関し、「制裁を一部解除(実施)する状況にない」と述べ、改めて中国による北朝鮮への働きかけを要請した。これに対し、胡主席は「日朝が接触と対話を強化し、食い違いや矛盾を解決していくことを期待する。拉致に関する日本の関心を理解する」と答えた。

 中国製ギョーザ中毒事件に関しては、福田首相は「食品の安全への国民の関心は引き続き高い」と述べ、胡主席が「関係部署に捜査を加速し、一日も早い解明を指示している」と答えた。首相はチベット問題にも言及し、「ダライ・ラマ側との対話実施を歓迎する。ねばり強い対話を期待する」と語った。

 中国・四川大地震については、阪神・淡路大震災の復興計画を参考に(1)健康・福祉(2)社会・文化(3)産業・雇用−などの5つを柱とする具体的支援プロジェクトを行うと表明。胡主席は謝意を示した。

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