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【洞爺湖サミット】首相「張り子」の成果 洞爺湖サミット (1/2ページ)
このニュースのトピックス:国会
福田康夫首相が議長として仕切った主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)は9日閉幕した。首相は焦点の地球温暖化対策での前進などを強調し、サミットの「成果」を高らかに宣言した。ただ、内実は議長としての指導力や存在感を十分には発揮したとは言い切れず、“張り子の成果”にとどまった側面は否定できない。政権の「分水嶺(ぶんすいれい)」ともいわれたサミットを終えた首相が、次なる政治課題である内閣改造に踏み切るかどうかが当面の焦点になる。(高木桂一)
「率直に本音の議論をする中で、時には互いに激しくやり合う場面もあった。そのおかげで多くの成果を生み出すことができた」
サミットのフィナーレを飾る議長記者会見の冒頭で首相はこう胸を張った。
温暖化対策では、2050年までに世界全体の温室効果ガスを半減させるという長期目標を世界共通の課題として主要8カ国(G8)が国際社会に実現を求めるところろまで前進させた。「首相が首脳レベルのギリギリの交渉を水面下で続けた」(周辺)とされ、長期目標設定に難色を示していた米国を巻き込んだ。
だが、これに法的拘束力はなく、各国の対立の図式は変わらない。この「成果」は今後の国際交渉の進展を担保しておらず、弥縫(びほう)的な合意であることは否定できない。