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【洞爺湖サミット】合意文書要旨(1)(世界経済・原油)
北海道洞爺湖サミットの採択文書の要旨は次の通り。
【世界経済】
▽世界の経済成長
一、世界経済は不確実性に直面、下方リスクが依然存在。
一、安定成長に深刻な試練となり、最も脆弱(ぜいじやく)な人々に深刻な影響を与え、世界のインフレ圧力を高める一次産品、特に原油と食料の価格上昇に強い懸念を表明。
一、安定と成長のため、個別あるいは共同で適切な行動を取る決意。
一、金融市場は幾分改善したが、深刻な緊張が依然存在。金融安定化フォーラム(FSF)の勧告の実施が重要。
一、多額かつ増加する経常収支の黒字を持ついくつかの新興市場国の実効為替相場が、必要な調整が進むよう変動することが重要。
一、すべての者にグローバル化の恩恵をもたらすため政治的、経済的、社会的試練に取り組む。
▽貿易と投資
一、保護主義的な圧力に抵抗。世界貿易機関(WTO)新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)が成功裏に妥結することは決定的に重要。
一、農業や鉱工業品の細目合意への貢献を呼び掛ける。21日からの閣僚会合招集を歓迎。
一、外国投資の規制は安全保障上の懸念に焦点を当てた限定的なものであるべきだ。
一、政府系ファンドは世界経済へのますます重要な参加者。いくつかのファンドによる透明性向上の約束を歓迎。
▽エネルギー安全保障
一、世界経済にリスクをもたらす原油価格の急激な上昇に強い懸念。根底にある原因に取り組むため協調。
一、供給面で短期的に原油生産量や精製能力の増強、中期的には上流(採掘)と下流(精製)の投資拡大が必要。
一、需要面ではエネルギーの多様性追求、エネルギー効率向上が重要。
一、エネルギー生産国と消費国の対話を強化。
一、透明性向上は市場の機能を高め、需給バランスを改善。石油在庫を含む情報共有の努力を強く支持。
一、国際通貨基金(IMF)などが価格高騰の背景にある実需・金融両面の要因などの分析を行うことを歓迎。
一、商品先物市場の透明性向上のため関連当局のさらなる協力を奨励。
▽知的財産権
一、模倣品・海賊版拡散防止条約の制定交渉を年末までに完了させる。