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米TV、洞爺湖から拉致報道 「ブッシュ政権の約束も空しく」
このニュースのトピックス:北朝鮮核問題
【ニューヨーク支局】米3大ネット局の1つ、CBSテレビの夕方の看板ニュース番組、「イブニング・ニュース」は7日夜(日本時間8日朝)、ホワイトハウス詰め記者による洞爺湖サミットの現地からの報告で、拉致事件が日本人にとって極めて重要であり、ブッシュ米政権も真剣に対応しなければならない問題であることを詳細に伝えた。
同番組は、31年前に拉致された横田めぐみさん=当時(13)=の少女時代の写真を何枚も映し出し、北朝鮮が自国の対日工作員を養成する目的で、めぐみさんをはじめ何人もの日本人を拉致していたと説明。めぐみさんは29歳で自殺したと主張した北朝鮮が、めぐみさんのDNAと合致しない遺骨を日本側に提出したことで、「めぐみさんは日本の対北不信の強力な象徴となった」と指摘した。
ドキュメンタリー映画、「アブダクション(拉致)」(邦題「めぐみ−引き裂かれた家族の30年」)の制作者、パティ・キム氏にもインタビュー、氏はその中で、「拉致事件は日本にとっての『9・11』(2001年9月11日の米中枢同時テロ)だといっていい」と、事件が日本人に与えた衝撃の大きさを形容した。
番組は「ブッシュ大統領は、(日本の対北)不信が北朝鮮とのいかなる交渉も脅かすことを十分、承知している」とし、拉致事件が北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議にも影響を及ぼしかねない点を解説する。
同大統領が2006年4月にめぐみさんの母、早紀江さんとホワイトハウスで面会して、理解と協力の姿勢を表明した映像も流し、「大統領執務室が2年前にめぐみさんの母親に対して行った、拉致被害者の家族たちに何らかの回答を提示するという約束も、日本では空しく響く」と、今の日本の空気を紹介している。