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北方四島、サミットは「無縁」 ビザなし訪問団ルポ (1/3ページ)
このニュースのトピックス:北方領土問題
7日に開幕する主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を控え、北方四島に在住するロシア人と交流した元島民らによるビザなし訪問団が4日、国後、択捉両島での5日間の日程を終えた。原油高騰で好況に沸くロシアを象徴するように、両島は経済計画による発展が加速し、ロシア側は現在認められていない北方四島での日本の経済活動についても誘い水を向けてきたほどだ。サミットへの関心は薄く、現地ロシア人にとって北方四島の帰属はもはや「問題」にすらなっていない厳しい現実をみた。(酒井充)
択捉島の内岡(なよか)(ロシア名・キトーブイ)港で訪問団を出迎えたのは、「第三十一吉定丸」などと書かれた4隻の漁船だった。いずれも昨年12月13日に国後島沖でロシア国境警備隊に拿捕(だほ)された日本の漁船だ。訪問団にあてつけるかのように、拿捕船を「陳列」するロシア人住民のぶしつけな態度は、訪問先の随所で見受けられた。
国後島などを管轄する南クリール行政区のコワリ区長は、ロシア首脳として初めてメドベージェフ大統領が北海道に降り立つサミットに言及し、8日に行われる日露首脳会談に関し「私たちの関係改善に向けた突破口ができることになる」と期待感を表明した。
しかし、社交辞令に過ぎなかったようだ。日本政府は戦後63年間もロシア側が不法占拠する北方領土への入域は「ロシアの管轄権に従うことになる」として原則禁止し、日本企業の経済活動も認めない立場だ。











