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飽和潜水450メートル 海上自衛隊が日本新
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海上自衛隊は10日、潜水艦救難艦「ちはや」の潜水隊員が450メートルの海底で約1時間活動する訓練で、「飽和潜水」の日本記録を達成したことを明らかにした。
訓練は、潜水艦が海中で事故を起こした際に潜水隊員が海中で行う救難活動を想定した。
深海での潜水作業では高圧が身体にかかり、身体組織に窒素が溶け込むため、減圧(浮上)には時間をかけないと、生命に危険を及ぼす。加圧、減圧を行いながら、呼吸にヘリウム酸素を使う「飽和潜水」が深海での作業では欠かせないという。
潜水隊員は、「ちはや」艦上の特殊な閉鎖されたカプセル内で加圧を5月17日から開始。豊後水道の海底450メートルに相当する46気圧に隊員の体を順応させてから、水中昇降室で海底に向かった。同月21日、水深450メートルで隊員2人が海中に出て、約1時間作業を行った。
その後、隊員は「ちはや」で約20日かけて減圧しながら呉に帰港。10日、25日ぶりに外気を吸い、赤星慶治海幕長ら海自幹部の出迎えを受けた。
日本ではこれまで、海自の潜水艦救難母艦「ちよだ」の隊員による300メートルが飽和潜水の記録だったが、今回はそれを破る日本記録となった。世界的には、記録が明らかになっている限りでは、フランスが官民共同で到達した534メートルに次ぐ記録となった。






