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中国、黄海で弾道ミサイル発射実験か 南方拠点の原潜搭載へ (2/2ページ)
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■太平洋戦略 日米再検討も
四川大地震の救援活動が続く最中、中国が新型SLBMの発射実験に踏み切ったとみられることは、日米や台湾、インドなど周辺諸国に大きな波紋を広げそうだ。
巨浪2が搭載される最新鋭原潜「094型」を中国が南海艦隊の主要基地、海南島に回航したことは、南方重視の姿勢を改めて浮かび上がらせている。
北海艦隊の原潜や東海艦隊の通常型潜水艦は、太平洋に出るには日米が警戒する南西諸島を通過するため行動が筒抜けだった。
だが、海南島からは、比較的警戒が緩く水深が深い台湾とフィリピン間のバシー海峡を抜けることが容易で、領有権争いが続く南沙諸島にも近い。海南島はインド洋からマラッカ海峡を経て中国本土に向かうシーレーン防衛にも欠かせない戦略拠点だ。
その海南島に巨浪2を搭載した094型が実戦配備されれば、米本土の一部のほか、インド本土も射程内に収めることになる。インドの「海南島への『晋』級原潜の実戦配備」への警戒感は相当強い。
英軍事専門誌「ジェーンズ・インテリジェンス・レビュー」などは、中国海軍が海南島南部の三亜市の海岸の山にトンネルを掘った大規模な地下潜水艦基地を建設中であると伝えている。
潜水艦は出港帰港時は浮上しており、軍事衛星での探知が可能だが、地下基地は衛星も探知できない。このため、太平洋への中国海軍の進出を警戒する米海軍と海上自衛隊は、太平洋戦略の再検討を迫られることにもなりそうだ。(大塚智彦)

