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中国、黄海で弾道ミサイル発射実験か 南方拠点の原潜搭載へ (1/2ページ)
このニュースのトピックス:自衛隊
中国海軍が5月下旬、最新鋭潜水艦に搭載予定の弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を朝鮮半島西方の黄海で行った可能性が高いことが3日、防衛省や在日米軍の情報分析で明らかになった。発射されたSLBMは開発中の「巨浪2(JL2)」とみられる。防衛省情報本部などは細部について、調査・分析を始めた。
防衛省によると、発射実験は5月29日に実施され、SLBMを発射したのは、巨浪2の開発用に改造されたゴルフ級弾道ミサイル潜水艦だった。
巨浪2は飛行距離が8000キロと米国本土の一部も射程に入れられるミサイルで、中国海軍最新鋭の原子力弾道ミサイル潜水艦「094型(「晋」級)」に搭載される予定という。
「晋」級原潜は2004年に1番艦が進水。中国南部の海南島の軍港を拠点に実戦配備に向けた各種航行試験を行っており、巨浪2が12基搭載できるという。
防衛省は各種情報の分析から、今回の実験で水中から発射されたSLBMは、水面からの上昇高度が低く、飛行距離も短かったとみている。
また、米軍が、北朝鮮による弾道ミサイル発射の兆候があった場合などに展開するミサイル追跡艦「オブザべーション・アイランド」の投入など警戒態勢を強化した形跡もなかった。
このため、防衛省では(1)模擬弾頭装着のダミー弾だった(2)弾頭がないミサイル胴体だけを水中から発射する実験だった(3)実験は失敗だった−などの観点から分析を進めている。
防衛省は、「5月20日前後に中国軍が弾道ミサイルの発射実験を行う可能性がある」との米軍情報を受け警戒監視を強化していた。
また同月30日には、北朝鮮が同じ黄海で艦対艦短距離ミサイル3発を発射しており、関連性についても情報収集している。

