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ビザなし交流団、択捉島から帰港 島民から消えた「日本帰属」の声 (3/3ページ)

2008.6.3 00:51
このニュースのトピックス北方領土問題
中学校で開かれた元島民とロシア住民の対話集会=1日、択捉島紗那(同行記者団撮影)中学校で開かれた元島民とロシア住民の対話集会=1日、択捉島紗那(同行記者団撮影)

 内岡港では、岸壁建設のほか、浚渫(しゆんせつ)なども進んでおり、7月にも大型船の接岸ができるようになるという。別飛では、島外資本による水産加工会社、キドロストロイ社により、1日400トンのカラフトマスを処理できる加工場が操業しており、また、2年後の空港開港を目指して道路、ホテルなどの建設も進んでいる。

 いずれも、一昨年8月に経済好調のロシアのプーチン前政権が承認した「クリール諸島社会経済発展計画」に基づくもので、北方領土と千島列島に2007年から15年にかけ、179億4000万ルーブル(約807億円)がつぎ込まれることになっている。このため、島内の基盤整備は急速に進んでおり、かつては「日本に帰属した方がいい」との陰口も聞かれたというが、今ではそうした声はすっかり影を潜めている。

 武田団長は2日、根室市内で行った記者会見で「(ロシアの不法占拠を主張する)返還運動は間違っていないが、今まで通りの方法ばかりではなく、形を変えた運動を考えなければならない」と述べた。

 ビザなし交流は、先月16〜19日の国後島訪問団に続き、今年度2回目。元島民やその家族のほか、鈴木宗男衆院議員らが顧問として参加し、住民の家にホームステイし、交流を深めた。

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中学校で開かれた元島民とロシア住民の対話集会=1日、択捉島紗那(同行記者団撮影)
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