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ビザなし交流団、択捉島から帰港 島民から消えた「日本帰属」の声 (1/3ページ)

2008.6.3 00:51
このニュースのトピックス北方領土問題
中学校で開かれた元島民とロシア住民の対話集会=1日、択捉島紗那(同行記者団撮影)中学校で開かれた元島民とロシア住民の対話集会=1日、択捉島紗那(同行記者団撮影)

 北方領土の元島民らがロシア人住民と相互交流するビザなし交流訪問団が2日、訪問先の択捉(えとろふ)島から北海道根室市の根室港に帰港した。住民との対話集会では、領土の帰属問題について日本側が「父祖の地であり、返還について若い者同士で話し合いたい」と提案したが、住民からは「われわれもこの島が故郷だ。領土問題は日露首脳らの交渉に任せ、交流事業では領土以外の問題で話し合うべきだ」との意見が出た。背景には、ロシア政府が行っている社会経済発展計画に基づき、島内では急速に社会基盤整備が進んでいるという事情もある。こうしたことから1カ月後に迫った洞爺湖サミットを前に、政府は返還に向けたより強い姿勢が必要になったといえる。(同行記者団)

 武田勝三団長(紋別漁業協同組合理事)ら65人は先月30日にチャーター船「ロサ・ルゴサ」(480トン)で根室港を出発した。1日に択捉島紗那(クリリスク)で行われた対話集会では、日本側が領土問題を持ち出すと、住民側からは「それはここで討論しなければならない問題なのか」との質問が出た。

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中学校で開かれた元島民とロシア住民の対話集会=1日、択捉島紗那(同行記者団撮影)
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