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幹部不足、魅力低下… 陸自の「不祥事要因」を分析
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陸上幕僚監部は、相次ぐ陸上自衛隊員による重大不祥事を受けて、「業務増大や幹部育成不十分」といった組織が抱える根本的要因の分析と、「服務態勢見直しや忠誠心・連帯感の向上」など今後の対策をまとめ、防衛省の抜本的対策検討会議に報告した。
陸自では今年、タクシー運転手刺殺や国会議事堂侵入・自殺未遂など、現役隊員による重大な不祥事が相次いで発生している。
陸幕では、3佐や1尉の不足▽幹部不足による業務量の増大▽幹部育成の不十分−という構造的な原因とともに、組織としての魅力低下▽忠誠心醸成の不十分▽部隊間における不公平感▽メンタルヘルス態勢−なども一因と分析。これに基づき改善策を打ち出した。
特に近年は、若い隊員に「自衛官としての資質を涵養(かんよう)する」ことを目的に、「部隊内居住隊員の個室化のための間仕切り撤廃」「平日翌朝まで可能だった外出を夜に戻り部隊で就寝するに変更」など、人員確保のために一度は緩めた規則を厳格化したり、プライバシー重視の“売り”を見直すことなどを柱とした「服務態勢見直し」を平成18年4月から少しずつ進めている。
今後は「組織への忠誠心、部隊への連帯感、帰属意識の向上」という難題に取り組むが、ある陸自幹部は「とにかく人集め−という時代は終わった。良質な隊員の確保には自衛隊という組織を理解させ、できないなら辞めてもらう気構えも必要」と話している。