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地球温暖化に「原発は不可欠」 地球を考える会 (1/2ページ)
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福田康夫首相に地球温暖化対策を提言した「地球を考える会」。提言で「原子力ルネサンスを本物に」として、原発の世界的な利用拡大に向けた日本の貢献を求めたのは、地球温暖化対策とともにエネルギー確保の観点からも原発が欠かせないためだ。有馬朗人座長は会見で「200年もつといわれた石炭が、今や120年ほどしかもたないといわれている」と述べ、原発の重要性を訴えた。
提言は、地球温暖化対策が主要テーマの一つとなる7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)を前にまとめられた。サミットでは、政府が温室効果ガスの排出削減目標をどう打ち出すかが焦点になりつつある。提言では「2050年までに半減」などの目標達成が困難であることを指摘。原油などの化石燃料を補完する太陽光発電などの再生可能エネルギーは、コストや容量などの面から普及になお時間がかかる。有馬座長は「原発は世界的に推進すべきだ」とした。
実際、原子力ルネサンスと呼ばれるほど、世界では原発の見直しが進んでいる。旧ソ連(現ウクライナ)で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故以降、欧米を中心に世界的な原発離れが起きた。しかし今や、新規原発の建設を中断していた米国が再開を決めるなど見直し機運は急ピッチに進む。
背景には、平均的な火力発電所を原発1基に置き換えるだけで、日本の総排出量の約0・5%に相当する年間約600万トンものC02を削減できることがある。国際エネルギー機関(IEA)が公表している見通しでは、2030年の世界全体のCO2排出量は419億トン。ところが発電量に占める原発の比率を9%の想定から日本並みの30%に上げると、排出量は15%も減少して355億トンになる。



