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【官房長官会見(1)】「与野党は反省を」(13日午後) (2/2ページ)

2008.5.13 18:19
このニュースのトピックス国会

【今後の政策課題】

 −−1つの大きなヤマ場を超えることができたという評価だが、終盤国会はどのような政策に重点的に取り組むか

「5月の下旬ごろから、いろいろな政策の方向付けをやっていくことが決まっております。5月下旬、6月に少し入るかもしれませんが、消費者庁の創設の内容を決めていくということになっております。また、6月中には地球温暖化の日本政府の、日本国としての対応の方向付けもしていくことになっておりますし、また、社会保障の国民会議の給付と負担にかかわる方向付けもされることになっております。また、地方分権の第1次勧告を決めるということで地方分権の第1弾が方向付けをされると。6月下旬には骨太方針というものも決めていく。そのような形でですね、かねてよりいろいろ議論してきたことの大きな政策テーマについて、福田カラーが出されていくわけでございまして、そして4月7日から始まります北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に向けての準備、またその前段階の5月下旬のTICADIV(第4回アフリカ開発会議)もございます。さまざまな、そういう外交案件も含めて、しっかりとした政策を打ち出し、実行していこうと、かように考えているところであります」

【国会】

 −−歳出歳入法案の成立は今国会最大の焦点だったが、問責決議も出ず、解散に追い込まれることもなく成立にこぎ着けた。これまでの国会を振り返って、国会への対応はどのように自己評価しているか

 「まあ、まだ1カ月余の国会が残っておりますから、公務員法案等々ですね。全体を見越すのは難しいところがありますが、まあ、いずれにしても歳出歳入予算は戦後一貫して3月末にきちんと仕上げてきたという、いわば良き慣行というものがあり、それは慣行というより当然のことであって、歳入の裏付けのない歳出予算だけを今回は決めざるを得なかったという、異常な事態になってしまったことは大変、反省をしなければいけないし、もう少し、来年度の予算をどういうふうに作っていくのかなといったようなことも考えていかなければいけないと反省はいたしております。

 思い返してみますと1月の下旬に、確かつなぎ法案をどうするのかというようなことがあり、しかし、議長の大変重い斡旋(あっせん)があり、私どもはある意味じゃあ、それを信じて、3月末には歳出歳入の答えが出るものだと思っていたわけですけれども、まったくそれを野党の諸君が無視をしたと。議長の権威を落としてしまい、国会の秩序ある運営ができなかったということについては、私は野党の諸君に痛烈な反省を求めたいと、こう思っております。しかも、参議院に移って、税法の審議が3月まったく行われず、きょう通した道路財源特措法だって、結局1カ月余の間にわずか7時間しか審議をできなかった。できなかったというより、多数をとっている民主党が審議に応じてこなかった。審議をやろうとしなかった。委員会を開かなかった。これもまた、まことに異常な姿であるとしか言いようがありません。

 そして、急にあわてて採決に応じてくる。そして、修正案でも出すならまだしも、ただ単純に否決してきた。そしてきょう、私も聞いていて開いた口がふさがらなかったんでありますけれども、衆参の両院の協議会を開けと言う。そんなことを言うんだったら、なぜ参議院で修正案を出して与党に修正を求めてこないのか。参議院は修正案を通すだけの過半数があるわけですからね。そういうこともやらないでおいて、急にきょうになって、急に協議だ協議だと。その協議をかたくなに断ってきたのを与党が持ちかけて、やっとのことで与野党協議が始まった。

 さあ、あしたから与野党協議がどうなるのか、私は関心を持って、当然、きょうの両院協議をやれ、両院協議をやれというという1時間余にわたる演説が行われたわけですから、そうであるならば、当然与野党協議は行われるはずですよね。これをもし、野党の諸君が与野党協議に応じてこなければ、それは、きょう両院協議会をやれと、両院協議会を開けと言っていたのがまったくうそだったということが証明されてしまうわけでありまして、当然これだけ重大な政策課題でありますから、与野党協議は行われてしかるべきであろうと思います。

 いずれにいたしましても、なかなかねじれ国会の中できちんとした、本当は私は政策協議の場があってしかるべきだと思います。両院協議会に行く前に全体の協議会か、あるいはテーマごとの協議会か、どちらでもよろしいと思いますけれども、そういう場を作って、すりあわせをした上で法案を作っていく、議論していくというような、やっぱり、ねじれ国会の中のルールがないことが今日の国会の停滞を招き、意思決定が遅れ、意思決定ができないという姿が続いているわけでありまして、やっぱりこの国会を振り返ってみてですね、ちょっと振り返るのは早すぎるのでありますけれども、与野党ともですね、反省をしなければいけないということがあるなと。これはちょっと、政府の立場で、あまり与野党の立場のあり方をうんぬんするのも言い過ぎかもしれませんが、その場合はちょっと一議員として、と置き換えさせていただきますけれども、そういうことをやっぱりやっていかないと国民の負託に応えられない。国家としての意思決定ができないという、まさに国家的損失ともいうべき状態に今、陥ってしまっていると。何とかしなければいけないということを強く感じます」

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