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【安全保障読本(12)】テロリストに愛される国ニッポン (1/3ページ)
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自衛隊が遭遇せずによかった−そう思う事態が世界各地で頻繁に起きている。
3月24日夜、スエズ運河を航行中の貨物船が接近してきた小型モーターボートに発砲、エジプト人が死亡したケースもその一つだろう。貨物船は米海軍と契約しており、軍事物資を輸送中だった。ところが、貨物船に向かいボート3隻が接近。貨物船は拡声器や無線で離れるよう警告したが、1隻が近付いたため、乗船していた海軍警備チームが発砲した。スエズ運河では、たばこなどを売りつけるボートが商船に近付くが、軍用艦艇には接近しないことが了解事項であった。
痛ましい事件ではある。だが、テロとの戦いを進める米軍は現在、準戦時態勢で、部隊によっては交戦規定=ROE上の武器使用制限が緩和されている。
海上自衛隊が同じ状況に遭っても、民間人を死に至らしめる可能性は低い。ただし、悲劇は海自側で起こる。爆弾を積んだモーターボートによる自爆テロのケースなどにおいてだ。