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教育投資はGDP比5% 振興計画で文科相 財務省の反発必至
改正教育基本法に基づき今後10年間の教育政策の針路を示す政府の教育振興基本計画をめぐり、渡海紀三朗文部科学相は9日、文相・文科相経験者の会合で、年間の教育投資額を国内総生産(GDP)比で5%にするとの具体的な数値目標を盛り込む考えを初めて示した。計画実現には新たに年間約7・4兆円の追加支出が必要になる。政府は5月中に閣議決定したい考えだが、財務省の反発は必至で調整は難航しそうだ。
渡海文科相は同日の閣議後会見で「与党でも数値目標を入れるべきだとの意見が出ており、入れる方向で考えたい。早急に文科省案をまとめたい」と述べた。
日本の教育投資額(社会教育費は除く)は年間約17・2兆円。GDP比では3・5%に相当し、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均(5%)より1・5ポイント低い。このため、教育界や自民党文教族には、教育水準を高めるために投資増額を求める声が強い。
一方、財務相の諮問機関、財政制度等審議会(財政審)は「日本は小さな政府で子供も少ない。生徒1人当たりの公教育支出は主要先進国G5(日、米、英、独、仏)の平均を上回る」と反論している。
振興計画の決定には政府全体の了承が必要。このため、4月18日にまとまった中央教育審議会(文科相の諮問機関)の答申では、財務省に配慮して数値目標は明示されなかったが、与党からは「教育改革への政府の意思を示すべきだ」との不満が相次いでいた。