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【櫻井よしこ 福田首相に申す】「文化の虐殺」粛々と進行中 (2/3ページ)
このニュースのトピックス:中国
中国共産党はいかに異民族を弾圧してきたか。たとえば、ウイグル族だ。チベット族と彼らの体験は著しく似通っており、彼らの体験に深い考慮を払えば、さらなる悲劇を抑制することができるはずだ。
中華人民共和国は1955年、新疆ウイグル自治区をつくった。60年代には鉄道を開き、人民解放軍と漢民族がなだれ込んだ。中国当局の統計では、50年に30万人だった新疆の漢民族は、99年には約690万へと、23倍増した。東トルキスタン(ウイグル)亡命政権の統計ではウイグル族1500万に対し漢民族2000万である。いずれにしても漢民族が新疆を席巻しているのだ。
自らの国土で少数派に転落したウイグル族は、さらなる人口減少へと誘導されつつある。ウイグル族の15歳から22歳の結婚適齢期の女性に都市への移住・就労が強制され始めたからだ。2006年からの5年間で、40万人が天津、青島、上海などの大都市に移される予定で、信じ難い低賃金で働かされる。
一人っ子政策のために、中国の親たちは堕胎や産み分けで男児を選びがちだ。結果、20年には適齢期の男性4000万人が結婚できない事態に陥る。ウイグル女性は、安価な労働力と漢人男性の伴侶(はんりょ)の供給源になるわけだ。
中国共産党政権はさらにウイグル族の中華民族化に力を入れる。貧しいウイグル族の幼児(おさなご)たちを親元から離し、集団生活で学ばせる。言葉は中国語、学習内容は社会主義イデオロギーだ。中国共産党の指導に従順であれば優秀とされ、小学、中学、少数だが、高校、大学にも進学させてもらえる。こうして子供たちの心は漢人になっていく。
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